子供たちのストレス源
子供たちも、大きなストレスにより適応障害になることがあります。
そして、適応障害を放置した結果、登校拒否になることも頻繁にあるといいます。
登校拒否の主な理由は、学校での人間関係(自分と友達、自分と教師など)です。
勉強ができない子がいて、それはそれでストレスを抱えることにもなりますが、休み時間に友達と外で遊び、仲良くしていれば、登校拒否にはならないでしょう。
そして、周りは子供のストレス源に、うっすら気づくかも知れません。
親なら子供が登校拒否になったら、真っ先に「学校で何かあったに違いない」と思うでしょう。
しかし、子供たちにとって大人以上に難しいことがあり、それがストレス源からの脱出を妨害していることがあります。
それは、「言葉に出さない」ことです。
まず、子供はまだ社会に未熟で、自分の考えを全て言葉に直せるわけではなく、大人ほど言葉を駆使する能力がまだ養われていないことが考えられます。
更に思春期になると、子供は親に隠し事をしたがるものです。
学校で何があったかも、親には言いたくないと思うようになるでしょう。
こういうことから、ストレス源をある程度特定できても、そこから、ストレス源を取り除くところまで進めなくなるのです。
ですから、子供は大人よりも、適応障害克服に向けての障害が大きいこともかなりあり、それが問題を更に大きくする原因にもなります。
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