子供の適応障害症状
子供でも、適応障害になる可能性があり、また子供ならではの症状や行動があります。
- 退行症状(指しゃぶり、夜尿、赤ちゃん言葉を使うなど)
- 不登校
- 遅刻や欠席が多くなる
- 学力の低下
- 友達と会話をしなくなる
などです。
ある意味で、大人社会と共通した問題も見られるのではないかと思います。
子供の場合、日常生活が「学校」「家」「習い事」に限定されることが多く、周りの人(主に親や学校教師)が、ストレス源に早い段階で気づくことができる可能性があります。
子供だと、「クリニックに行こう」という発想がなく、また問題解決能力が十分に養われておらず、途方にくれている可能性が大きくあります。
ですから、大人たちが何よりも頼りになる存在なのです。
また、例えばなかなか馴染めない学校で、苦痛に耐えている子供がいて、それが気づかれないままでいると、子供はますます孤立するどころか、「変わり者扱い」をされたりすることなどが原因で、いじめに発展する可能性があります。
現代社会では、子供の精神疾患や発達障害におけるいじめ問題が、本当に深刻なのです。
大人は自分で対処する能力がありますが、大人同様の能力を子供に求めることはできません。
子供の場合は、何より周りの大人たちが、体調や行動の変化に敏感になり、問題に気づいてあげるべきでしょう。
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適応障害の定義と症状
- 適応障害とは
- そもそもは「ストレス障害」
- ストレスと脳内
- 適応障害になる人々
- 適応障害の主な症状~精神面での症状~
- 適応障害の主な症状~身体症状~
- 適応障害の主な症状~行動の変化~
- 子供の適応障害症状
- うつ病との類似性
- 適応障害の診断基準