強迫性障害
強迫性障害は、強迫観念があまりに大きい為に日常生活がままならなくなり、精神疾患に発展する障害です。
「強迫観念」とは、脳裏に焼き付いて離れない、不快な観念のことで、その観念を振り払うために異常行動を起こします。
例えば「不潔恐怖症」という人がいますが、この場合、電車内の吊り革が汚くて触れない、体や髪が汚いと思い込み、何度もシャワーを浴びてしまうという行動を起こすことが考えられます。
ほかの例を挙げると、戸締りをしてから家を出たのに、本当に玄関の鍵をかけたかが心配で何も手につかず、結局、帰宅するまで、鍵のことに囚われる、ということもあります。
一つのことに執着しすぎて、そのことで集中力を失う、若しくはその執着を打ち消すために、様々な手段を講じることが、強迫性障害の典型的な症状です。
物事に対する執着心が尋常ではなくなると、今度はうつなどを併発させていきます。
心のどこかで「自分は不潔ではない」とわかっていながら、別のどこかで「自分は不潔である」という強い考えから逃れられず、そのようなことが大きな葛藤を引き起こします。
言うまでもなく、日常生活において、決して「気楽」になることができません。
また、これらの観念が新たなストレスを生み出していきます。
私たちも日常の中で、過剰に心配して損をすることがありますが、そのような状態を放置することで、生活が全く機能しなくなる可能性があるのです。
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