カウンセラーの役目
心理療法の際に必ず必要になるのが、「カウンセリング」です。
レントゲンや採血である程度の症状を把握できる身体疾患と違い、適応障害を含む全ての精神疾患では、「対話」が全てです。
対話なしでは、全く症状は改善しません。
「カウンセリング」とは、専門家との「話し合い」であり、「相談の場」でもあります。
カウンセラーは、患者から得た情報を使って、
- 根本的問題を探し出す
- 本人の個性に合った対策を決めていく
といったことをしていきます。
カウンセラーは、患者にはない、様々な知恵と経験を持っているので、まずは臆することなく問題をさらけ出してみることが必要です。
但し、対話の場面で最も大切なのは、「相性」です。
患者の中には、カウンセラー(若しくは精神科医などの専門家)との会話内容に疑問を持ったり、理解されていない、という不安を持ったりする人もいます。
その際には、カウンセラーや医療機関を変えるのも一つの策になります。
会話をしながら、
- 友達になれるかどうか
- 信頼できるかどうか
- 安心感を得られるかどうか
などに注意してみましょう。
どのカウンセラーも最初に言うと思われることは、「休養をしなさい」という内容のことです。
適応障害を根治することに専念したい場合は、まず対話の時間をゆっくり取ることも考慮しながら、会社や学校などを休む計画も立てることをお勧めします。
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適応障害の定義と症状
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