全てはストレスから
人が適応障害になる原因には、その人の個性や生まれ育った環境なども大きく関係があるのですが、全てにおいて言えることは、「ストレスの抱え込みすぎ」です。
つまり、自分の中にははっきりストレス源の存在があるのに、我慢の限界まで行き着こう、と思い込んでしまうのです。
例えば、昇進により少しでも職場環境が変われば、その新しい環境が仮に自分に合っていなくても、「せっかくここまで来たんだ。頑張らないと。」と思う気持ちが先立つでしょう。
しかし、いつしかその我慢が限界を超えているのに、それを無視するかのように我慢を続けることが考えられます。
勿論、人間には元から持つ「耐久力」「適応力」があり、多少困難な局面に直面しても、大抵の場合は少しずつ乗り越えていけるものです。
問題なのは、ストレス源を乗り越える前に、こちらが我慢の限界を越えてしまっている場合です。
明確なストレス源に挑み続けると、どこかでバランスを崩していきます。
忍耐力で凌ごうとしてもそれができない場合もあり、そうなった場合には、体に多くの症状が現れ始め、また生活の中でも、不眠症、食欲不振などに陥ります。
そして、そういった症状は、体の内から発せられるSOSです。
そのSOSサインを更に無視することで、容態はどんどん深刻になります。
そうなる前に、一度ストレス源から身を引き、自分を客観視することが必要になります。
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適応障害の定義と症状
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- そもそもは「ストレス障害」
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