解離性障害
解離性障害は、いわゆる「多重人格」と呼ばれるものです。
軽度のものでは、記憶喪失などがあります。
記憶喪失は、現実として捉えたくない事柄において、その現実逃避手段として出る症状であると言われています(原因はまだはっきりと解明されていない)。
現存の自分自身が体験したことなのに、全く覚えていない状態が特徴です。
そのほか、「気付いたら○○していた」というように、自分とはあたかも無関係なところで、何かをしてしまうこともあります。
重度になると、「別人格」を持ったかのように、普段の自分とは全然違う行動や言動をするようになり、そこで犯罪のような重大なことをしても、覚えていないということもあります。
このような場合は、自分の「別人格」が手に負えず、そのことがストレスになり、うつなどの症状を併発させる原因になります。
解離性障害の原因は、主に幼少期に抱えた大きなストレス(両親の離婚や暴力、いじめを受けた経験など)が原因になっていることが多いようです。
辛く、強烈な経験を幼少期に経験しても、子供ならストレスへの耐久能力がまだ養われていません。
ですから、より大きなストレスとして記憶に刻まれ、後に別人格を形成する要因になるのだと思われます。
適応障害と比べると、その障害の内容が全く異なるように思われますが、大きなストレスを抱えた経験により、精神疾患に発展する点は共通しています。
スポンサードリンク
適応障害の定義と症状
- 適応障害とは
- そもそもは「ストレス障害」
- ストレスと脳内
- 適応障害になる人々
- 適応障害の主な症状~精神面での症状~
- 適応障害の主な症状~身体症状~
- 適応障害の主な症状~行動の変化~
- 子供の適応障害症状
- うつ病との類似性
- 適応障害の診断基準