適応障害の主な症状~行動の変化~
適応障害に伴い、行動内容に変化が生じます。
具体的には、
- 人との接触を避ける(不登校・出社拒否など)
- メールや手紙、電話などの返信拒否
- 協調性の欠如
- アルコールやギャンブル依存
- 万引き、無銭飲食などの軽犯罪を犯す
- 過度の攻撃性を伴う喧嘩(殴り合いなど)
- 急に泣き叫ぶ
- そのほか
まず、最初の3項目は、人間関係を避けるタイプの変化です。
そこには、対人関係の煩わしさや恐怖心などを見ることができるでしょう。
適応障害には対人関係が大きく関係していることを示す最も代表的な例です。
次に、アルコールやギャンブル依存は、現実逃避願望から来る依存状態です。
「アルコール依存症」や「ギャンブル依存症」という名は、正式な精神疾患名としても使われますが、適応障害を放置しておくと、これらの依存状態が出現する可能性を生みます。
人はストレスが溜まると苛々し、喧嘩っ早くなりますが、適応障害で過度のストレスを抱えれば、当然喧嘩が多くなることも予想されます。
しかも、ストレスが大きければ、より大きな「ストレス発散」の意味を伴う、攻撃的な喧嘩に発展する可能性があります。
情緒不安定になれば、人は涙もろくなります。
そしてその不安定さが深刻な場合、発作的に泣き始めたり、大声で泣き叫ぶようになります。
ですから、適応障害の放置は、様々な二次障害や二次被害を生むことにも繋がっていくのです。
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適応障害の定義と症状
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- そもそもは「ストレス障害」
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