ストレスと脳内
ストレスを多く抱えることによって、脳内で神経伝達物質に変化が起こります。
脳内物質で最もストレスに関係の深いものは、
- セロトニン
- ドーパミン
- ノルアドレナリン
です。
まず、「ストレス」において、人の心にプラスに働きかけるのは、セロトニンとドーパミンです。
セロトニンとは、心を落ち着け、平和や平常心をもたらす物質です。
ドーパミンは、「快楽」の源となる物質で、「食欲」「性欲」などを増進させ、生活をエネルギーに満ち溢れたものにしてくれます。
一方、マイナス要素である「ノルアドレナリン」は、神経を過敏にし、人を攻撃的にする物質です。
ストレスが多いと感じる時は、間違いなく、ノルアドレナリンの分泌量が増えていて、また長期間のストレスにさらされた人々には、ノルアドレナリンの濃度が高まっているという研究結果も出ています。
これは、体がストレスに対して闘争態勢に入ろうとするためです。
ですから、ノルアドレナリンを多く分泌させないようにすることで、攻撃的・衝動的な感情から自分を解放させ、更に、セロトニンやドーパミンの分泌を促すことで、プラス思考や楽観主義になることができます。
そして何より、幸福感を多く味わうことができるようになるのです。
適応障害で悩む全ての人々に、セロトニンやドーパミンの分泌量が低く、ノルアドレナリンの分泌量が高くなっている可能性がある、ということができるでしょう。
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