パリ症候群 <留学・海外赴任前の方に>
ここでは特別編として、これから海外に留学される方、或いは海外赴任をされる方に向けて、現地で悩むであろう適応障害の種類について説明します。
というのは、移住というのは、昔から適応障害と関連性の深いものであり、その適応障害は、「パリ症候群」という名前で呼ばれているくらい、精神疾患として認知されているからです。
会社の命令で海外赴任する人は、「やむを得ない」といった感じで、ある人は外国生活を楽しみにしても、多くの人が「めんどくさい」「大変だなぁ」と思うでしょう。
一方、自分の意思で米留学、仏留学を決めた人たちは、希望に満ち溢れ、現地での生活を楽しみにしているに違いありません。
しかし、留学と海外赴任のいずれにしても、「パリ症候群」に類する適応障害にかかる可能性があります。
何故なら、その国の歴史的背景、公用語、食文化など、全てにおいて日本での生活と異なり、その中で全てをやりくりをしていかなくてはならないからです。
異文化で暮らせば、精神的疲労が蓄積するのはある意味当然のことです。
しかし、そこから復活して現地での生活を楽しく過ごせるか、或いは精神疾患になって帰国するか、それはその人次第です。
ここでは、外国生活で共通して抱える問題について、またその問題にどのように取り組むべきか、についてお話します。
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適応障害の定義と症状
- 適応障害とは
- そもそもは「ストレス障害」
- ストレスと脳内
- 適応障害になる人々
- 適応障害の主な症状~精神面での症状~
- 適応障害の主な症状~身体症状~
- 適応障害の主な症状~行動の変化~
- 子供の適応障害症状
- うつ病との類似性
- 適応障害の診断基準