笑う・泣く
笑いは、脳に良い刺激が与えられている時に自然に出ます。
更に、笑いはこのほかにも、免疫機能に関わる「神経ペプチド」というホルモンの分泌促進作用や、鎮静作用・快感作用を促進する「ベータエンドルフィン」というホルモンの分泌促進作用があります。
つまり、「笑い」は体と心の両方を健全にするものなのです。
ですから、テレビを見て笑うことも、友達とふざけ合うことも、健康促進には効果的で、ストレス軽減にも大いに貢献してくれます。
また、意外かも知れませんが、「泣くこと」もまたストレス軽減には重要なことです。
人の涙には、2種類あります。
一つは怒りが湧く時に出る涙、そしてもう一つは、感動した時・嬉しい時・そして悲しい時に出る涙です。
この2種類の涙には、大きな違いがあります。
まず、前者の「怒る時」の涙は、交感神経が刺激された影響で出るものです。
ですから、一度の涙の量が大変少なく、また涙に含まれる成分も、悲しい時・嬉しい時のものとは異なります。
一方、「うれし涙」や悲しい時の涙は、副交感神経が刺激された時に出るもので、イコール、リラックスして出る涙です。
ですから、そのような涙は止めず、むしろ流し続ける方が良いのです。
うれし涙でも辛さ故の涙でも、一度流すことで大量のエネルギーを放出し、それだけでも気持ちがすっきりします。
そう考えると、涙というものも、ストレス軽減にはプラスと解釈できるでしょう。
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