世界が驚いた宮内庁の発表
日本の皇太子妃・雅子さまが現在、適応障害という診断名の元で静養されています。
「皇太子妃」という特殊な立場の方が精神疾患を患うことは、世界的にも広く見られる傾向です。
しかし、英語で適応障害について調べると、雅子さま関連のニュースばかりがヒットするので、正直なところ少し驚きました。
宮内庁が雅子さまの適応障害について発表をしたのが、2004年7月30日のこと。
しかし、その頃には既に病状は深刻化しており、適応障害の兆候は、それよりもずっと以前からあったものと見られています。
また、宮内庁が雅子さまのキャリアについて軽視する動きにあったことを皇太子殿下が発表したのは、同じ年の5月のことで、このことが物議を醸し、宮内庁が慌てて雅子さまの現状報告をしたのが、7月30日でした。
つまり、皇太子殿下の発言がなかったら、適応障害の発表はもっと遅れていたかも知れないのです。
皇太子殿下としても、宮内庁の煮え切らない態度にしびれを切らし、雅子さまを守るために、敢えて「問題発言」をされたのだ、という解釈がされています。
また、宮内庁でも雅子さまの精神疾患の問題をどう国民に説明すべきなのか、ぎりぎりまで悩んだのだと思われます。
そして、その8年後の今年2012年、いまだ雅子さまが正式に公務に復帰される見通しはなく、宮内庁からもこれといった発表もないまま、現在に至ります。
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